受験期の学校での過ごし方

嫌いなものばかりを排除するとプラスになることも失う

ものごとは自分の気持ちひとつで良くも悪くもなる

普通科の高校に通っている場合、当然ながらそこでの勉強は音楽以外のものになります。音大の入試にも学科の試験はありますが、一番大きく割合を占める実技には関係がありません。

一日の大半を受験に関係のない勉強をした後、友達と放課後にどこか行くでもなく、部活をするでもなく、脇目もふらず家に帰ったらピアノ練習…このような日々を送っていました。

そんな高校生活。あぁ勉強さえなければ…期末試験とかやってる暇があるなら練習したい…とネガティブな考えがなかったわけではありません。

私は基本的に勉強が好きでしたので授業は楽しく受けていましたし、小中高とたまたま同じだった友人とも休み時間にはお喋りをしたりクラスメートとも何気なく付き合いはありました。が、高校生活はどうだったかと言われたらぶっちゃけると「特に思い出に残るようなことはなかった」というのが本音です。

音大受験に必要がなかった大部分の勉強。とりあえず適度に良ければ問題視されない成績。それほど交流をするわけでもないクラスメートや友人。普通にしていればなんてことはないと思いますが、なまじピアノという楽しみがあるだけにどうしても色褪せてしまうそれらの要素を、入学当初はあまり肯定的に捉えられませんでした。

しかし、高校の勉強の大部分が直接結びつかない音大を目指しつつ高校生活を送ったことによって、私は「ものごとは自分の気持ちひとつで良くも悪くもなる」ということを学びました。

やりたいことだけをやりたい、というのは当たり前の欲求だと思いますが、それだけではきっと、嫌いなものは排除するばかりになって、自分にとってプラスになることも失っていたのではないかと思います。

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